こんにちは、穂苅智哉と申します。
このコラムでは、主にこれからPHPを学習しようと考えている若手のエンジニアや、エンジニア希望の方向けに、 PHPについての最新情報やPHP試験に関する内容を取り上げていきます。
今回は、PHPが今でも人気のプログラミング言語であり続ける理由を見ていきます。PHPは昔からある言語ですが、今でもWeb開発において広く利用されているプログラミング言語です。新しい言語やテクノロジーが生まれてきてもその地位は変わっていません。
PHPが人気であり続ける理由
PHPが人気であり続ける理由はいくつもありますが、今回は5つに絞って見ていきます。
エコシステムとコミュニティの発展
エコシステムというのは、PHPの周辺にはたくさんのフレームワークやライブラリ、ツールが存在していることでPHP自体の発展が実現しているという点です。フレームワークだとLaravelなどが有名です。それに加えて、強力なPHPコミュニティが存在します。PHPカンファレンスのような大型のものから、勉強会やミートアップまで非常に多いです。
開始しやすい言語、学習しやすい言語
PHPは、エンジニア初学者が学習する言語としても人気です。シンプルで学習コンテンツも豊富にあり、どのレベルのエンジニアにもフィットする事ができます。中小企業やベンチャー企業などの間でもPHPが人気の理由でもあります。
パフォーマンスと拡張性
PHPは継続的なアップデートがされており、新機能の追加やパフォーマンスの大幅向上が行われています。また、キャッシュ機構の搭載もあり、PHPを使ったアプリケーションの実行時間の大幅短縮ができています。それに加え、大量のトラフィックを処理できるようになっているため、ある程度の規模のWebアプリケーションでも利用されています。
他のソフトウェアとの統合性
PHPでアプリケーションを作る場合、データベースとしてMySQL, PostgreSQL, SQLiteなどの多くのデータベースをサポートしています。WebサーバーとしてはnginxやApache、HTMLの中にPHPを埋め込むなどもできるため、非常に多くの事ができます。また、世界No.1のCMSであるWordPressでも使われているため、PHPを習得できると幅広いことに対応ができてしまうのです。
企業での利用実績
最後は、企業での利用実績です。WordPressを使ったWebサイトを持っている企業はPHPを使っていることになりますし、アプリケーションとしてもFacebookやWikipedia、Slackなどでの利用があります。世界的なサービス、日本でよく使われているサービスのバックエンドがPHPだというケースは思っているよりも多い印象です。
PHPの専門知識の取得を評価できる、「PHP技術者認定試験」
PHPを学習しているエンジニアや、業務で扱っているエンジニアにとっては、PHPの基礎理解を体系的に行うことがおすすめです。その際には、1つの基準として「PHP技術者認定試験」を活用し理解力をチェックすることも学習スケジュールに入っているとより有効です。
試験については、PHPの技術知識について以下のポイントをカバーできます。
- 自分の知識を高めたい
- PHPの実力を把握したい
- 会社における基準の1つとして使いたい
現在、「PHP技術者認定試験」は以下の試験を実施しています。ご自身のレベルとPHPのバージョンによって選択ができますので、ご興味あるものがあればアクセスしてみてください。
- PHP8技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP7技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP5技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP8技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3
- PHP5技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3
- PHP技術者認定ウィザード
また、PHP技術者認定試験では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。