こんにちは、穂苅智哉と申します。
このコラムでは、主にこれからPHPを学習しようと考えている若手のエンジニアや、エンジニア希望の方向けに、 PHPについての最新情報やPHP試験に関する内容を取り上げていきます。
今回は、コンテンツマーケティングの切り口からPHPを見ていきます。ビジネスにおいてエンジニアが行うものづくりは、そこに市場や需要があることが重要です。自社のお客様の課題として、マーケティング側の側面を知っておくことは有益であると考えます。
皆様は、コンテンツマーケティングという言葉をご存知でしょうか。
日本のコンテンツマーケティングの現在
まず、コンテンツマーケティングという言葉はマーケティングの概念の1つです。閲覧するユーザーが価値を感じるコンテンツを作成し発信することで、顕在的に課題を認識している人だけでなく、潜在的な層にもアプローチができるようになります。これにより企業としては、中長期での顧客開拓ができるようになり、収益増加のための重要な施策となります。
よく言われているのは、企業がオウンドメディアを作り有益な情報を発信していくというものですが、その他にも広告などのペイドメディア、口コミや第3者からの紹介などで認知をするアーンドメディアがあります。方法論の話になると、SEOなどがここに出てきます。
参考に、日本におけるすべてのコンテンツの市場規模(コンテンツマーケティングも含む)を見てみると、総務省の調査では2020年で11兆8,275億円という巨大な市場ということです。今ではWeb記事などのテキストベースのコンテンツだけではなく、動画を活用したマーケティングなども主流ですので、企業の情報発信としてはデジタルを使った方法が多様化してきていますので、デジタルのコンテンツの存在感はますます増えてくるでしょう。
参考:情報通信白書令和4年版
つまり、より多くの企業が自社の情報発信を的確にしていかなければ、競合に遅れを取ってしまう状況であると言えます。
情報発信のためのWebサイトやサービスがどの企業でも求められるようになっているため、PHPが活きてくる
Webによる情報発信のためには、Webサイトやサービスが必要です。例えばCMSのWordPressは世界で一番利用されているCMSですが、PHPの言語で作られています。執筆時点でWordPressはすべてのWebサイトの62.8%で利用されています。
参考: Usage statistics and market share of WordPress – W3Techs
また、情報発信を含めたWebサービスやWebサイトについてはPHPを使うことも多く、それは強力なフレームワークによるものでもあります。Laravelは特に有名なPHPのフレームワークです。
既存で存在するWebサイトやWebサービスの改修やメンテナンス、これから新しく構築するWebサイトやWebサービスなどPHPが活躍できる領域は多様で、マーケティングの観点でも求められていると言えますので、PHPの習得は今からでもおすすめできます。
PHPの専門知識の取得を評価できる、「PHP技術者認定試験」
PHPを扱うエンジニアにとっては、PHPの基礎理解を体系的に学習することがおすすめです。その際には、1つの基準として「PHP技術者認定試験」を活用し理解力をチェックすることも学習スケジュールに入っているとより有効です。
試験については、PHPの技術知識について以下のポイントをカバーできます。
- 自分の知識を高めたい
- PHPの実力を把握したい
- 会社における基準の1つとして使いたい
ぜひこちらのページもご覧ください。
https://www.phpexam.jp/summary
現在、「PHP技術者認定試験」は以下の試験を実施しています。ご自身のレベルとPHPのバージョンによって選択ができますので、ご興味あるものがあればアクセスしてみてください。
- PHP8技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP7技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP5技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP8技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3
- PHP5技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3
- PHP技術者認定ウィザード
また、PHP技術者認定試験では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。