こんにちは、穂苅智哉と申します。
このコラムでは、PHPについての最新情報やPHP試験に関する内容を取り上げていきます。
今回は、人気のプログラム言語であるPHPの現在のシェアとそれを後押ししているフレームワークを見ていきます。
PHPのプログラム言語としてのシェア
まずは、Webの様々な技術の利用状況に関する情報を調査、公開しているW3TechsでPHPのシェアを見ていきます。
ウェブサイトにおけるPHPのシェアとしては、全ウェブサイトの76.5%で利用されていると出ています。
参考: Usage statistics of PHP for websites
サーバーサイド言語のシェアを見ても実はPHPは、2位と比べても圧倒的なシェアであることが分かります。
参考: Historical trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites
この数字を見ると、プログラム言語としてはPHPを習得しておくことで、エンジニアとして大きな価値を出せるチャンスが多いということになります。ただし、こちらの数字ですがシェアNo.1のCMSであるWordPressがPHP言語を使用しているため、必然的にPHPの利用率が多くなっているという状況もありますので、補足しておきます。
PHPを支えるフレームワーク
WordPressについては先程取り上げましたが、PHPはフレームワークも優秀で現状も多くの方が開発においてPHPのフレームワークを使っています。
ちなみに、フレームワークとはプログラム言語を使って開発をする際の枠組みのことです。開発に必要な機能や構成などがまとまっており、開発者はフレームワークのお作法や機能を利用しつつプログラム言語で開発をしていくことができます。これによって、複数のメンバーで開発をしていても効率を上げることができ、ソースコードも統一化され、バグなどの発見もしやすくなります。
PHPのフレームワークでよく使われるものを3つ取り上げます。
- Laravel
- CakePHP
- Symphony
Laravelは、PHPを代表するフレームワークです。大規模開発も可能で、国内の開発者も多いためPHPフレームワークを使った開発となるとLaravelを使うケースが多いはずです。
CakePHPも、PHPでよく使われるフレームワークです。Laravelよりも歴史があり、MVCモデルやbake機能等、様々なプロジェクトで利用されているため学習しやすいフレームワークと言われています。私もかなり前にPHPを学習する際のフレームワークとしてCakePHPを触っていました。
Symfonyは、大規模開発でも使われるフレームワークで、セキュリティなどに強みを持っているフレームワークでMVCモデルを採用しています。
PHPの専門知識の取得を評価できる、「PHP技術者認定試験」
PHPを扱うエンジニアにとっては、PHPの基礎理解を体系的に学習することがおすすめです。その際には、1つの基準として「PHP技術者認定試験」を活用し理解力をチェックすることも学習スケジュールに入っているとより有効です。
試験については、PHPの技術知識について以下のポイントをカバーできます。
- 自分の知識を高めたい
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ぜひこちらのページもご覧ください。
現在、「PHP技術者認定試験」は以下の試験を実施しています。ご自身のレベルとPHPのバージョンによって選択ができますので、ご興味あるものがあればアクセスしてみてください。
- PHP8技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP7技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP5技術者認定初級試験 ITSS レベル1
- PHP8技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3
- PHP5技術者認定上級・準上級試験 ITSS レベル2/3
- PHP技術者認定ウィザード
また、PHP技術者認定試験では、合格体験記を合格者の方に頂いております。これから試験を受験されたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。