皆様はじめまして!
即戦力エンジニア養成スクール「SkillCamp」を運営する前田直哉の連載コラム 「超プログラム入門講座」というタイトルでプログラミング学習に興味がある方を対象に、プログラムスキル習得のメリットや、最短でプログラムスキルを習得するノウハウをお伝えし、さらに多数ある言語の中でPHP言語をオススメする理由をお伝え出来ればと思います。
また本コラム「前田直哉の連載コラム 超プログラム入門講座」は以下、全4回に渡ってお伝えしていく予定です。
第1回.「なぜプログラムスキルが必要なのか?」
第2回.「最速でプログラミングを習得する方法」
第3回.「実際にプログラミングをはじめてみよう」
第4回.「本格的に学ぶ PHP言語を勧める理由」
では第1回の「なぜプログラムスキルが必要なのか?」について話していきます。
■プログラマはもうオタクではない!
ひと昔前は、プログラマといえばマニアックなイメージがありました。
しかし、現在はGoogle、Apple、Facebookの台頭や人口知能、IOTなど、IT関連のニュースに触れない日はないと言っていいほど、日常生活・ビジネスシーンにおいてITが浸透してきました。その企業を支えるのはもちろんエンジニア・プログラマであり、「プログラムができる」というのは現在のビジネスシーンにおいて、「英語ができる」に勝るとも劣らないニーズの高いスキルの一つとして認識されるようになりました。
■なぜ今プログラミングスキルが注目されるのか?
・消える職業、生まれる職業
20年前にはなかった現在の主な職業・仕事に「アプリ開発者」「介護ヘルパー」「WEB関連職」「airbnb民泊運営」「データサイエンティスト」「倫理的ハッカー」などその他多数ありますが、その主要部分はIT関連であり、介護ヘルパーに至っては今後介護ロボットなどに代替される可能性があります。
オックスフォード大学の研究では、10年以内に右図のような職業が「消える職業」「なくなる仕事」だと推測されているようです。
出典 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925
また今後新しく生まれる職種に米デューク大学・研究者キャシー・デビッドソン氏は「2011年度にアメリカの小学校に入学した子供達の65%は、大学卒業時に現在存在していない職業に就くだろう」と発言しています。それはおよそ2025年前後の事を指しますが、IT技術の変化はこの20年よりもさらに加速度的に増し、これから10年で起こる変化はこれまで以上に大きくなる事は想像に難くないないでしょう。
小・中学生だけでなく、読者の大多数の皆様も10年後は、現役でお仕事されていると思いますので、この変化を自分の事として捉える事が必要です。
上記がプログラミングスキルのニーズが高まってきている理由の一つです。
・義務教育の必須化
日本では現在、2020年度に「プログラミングの義務化」
に向けて検討が始まっています。
義務教育の目的として、将来生活する上であらゆる業界・職種に対応できる
基礎力を学ぶ事が挙げられますので、プログラミングが社会生活で役に立つスキルだと国も認めてきているという事です。
■プログラミングを学ぶ5つのメリット
1.問題解決能力向上
##プログラミングのプロセス
問題定義→情報収集・解決策の検討→実行→検証
プログラミングは上記のように、常にある課題を定義しその課題をどう解決するか、様々なアプローチを検討後、実行しその実行結果から課題が解決されているか評価し、新たな課題がないかなど常に問題を解決する為のプロセスを踏みます。このプロセスを繰り返すうちに、問題解決するスキルが養われます。
2.ロジカルシンキング(論理的思考力)の向上
プログラミングは一字一句でも間違えれば、プログラムが動かなくなる位、緻密かつ繊細な思考が要求されます。
ロジカルシンキングとは、端的に言うと「分かりやすい道筋を立てて考える力」です。また、プログラムとは「Pro(あらかじめ)」「Gram(書かれたもの)」という二つの言葉から成り立っています。プログラムの実際の作業としては「これから実行する事を、細かい単位に分解し道筋が通るように書く」ことです。この作業は、論理を組み立てる作業と同等であり、つまりプログラミングを通して論理的思考力が養われます。
例えば、コンビニで何か適当に飲み物を買ってきて欲しいと友達に頼むのはあまり考えず指示出来ますが、プログラムに指示を出す時はそう容易くはいきません。予算は?種類は?炭酸か?アルコールか?数量は?ない場合はどうするか?お店が閉まっていたら?など様々な要素を検討し、細い指示が必要になります。
つまり、「あらかじめ、細かい単位に分け道筋が通るように書く(指示する)」作業を行います。このような思考・作業を繰り返す事により、論理的思考に磨かれていくのです。
3.表現力やアイディアを形にするスキルが身につく
アプリ開発を例にとりますが、アプリをつくるためには、アイディアももちろん必要ですが、画面でどんなデザインだとユーザーが使いやすいか?
ボタンの配置・大きさは?全体の配色は女性が使うとしたら明るめの方がいいかな?画面内の動きは?など表現する力が養われ、
また、どんな機能があったら便利になるかな?この機能は作るのに時間がかかりすぎる、もっと短時間に便利な機能はつくれないか?などの思考過程を通じて、アイディアを実現するスピードや品質(クオリティ)を上げるためのトレーニングにもなります。
納期や予算が限られた中で、ユーザーが満足・興味を持つ商品を企画し、素早く形にする。これはビジネスシーンにおいて最重要なスキルではないでしょうか。
4.職業の選択枠が圧倒的に広がる
プログラマは、今現在はっきり言ってかなりの人材不足です。
先月の有効求人倍率は職業全体で2.51倍となり、IT・通信の業種に至っては全業種のなかでダントツの6.32倍です。
<DODA引用>
https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
また前述の通り、今後プログラマへのニーズはより一層高まるでしょう。
さらに、収入面でも、平均年収は全職種 第2位の平均471.0万円となっています。
今後はさらに高騰する可能性もあります。
<リクナビ引用>http://next.rikunabi.com/journal/entry/20160129_S42
5.自分で好きなサービス・アプリが世に公開出来る
プログラムスキルを身につけると、ご自身で企画したサービス・アプリを世に送り出す事が出来ます。これは自己表現の場だけでなく、一攫千金のチャンスでもあります。実際、個人で作ったアプリが注目され投資家から資金調達した例も多数ありますし、アプリが買収されたりして多額の財産を手にいれる事も可能となります。もちろんそのままご自身で運営してFacebook、Instagramのような素晴らしい
サービスを目指し、育てていく事も自由です。
今回は、ここまでですが本コラムを通して、プログラムに興味を持って頂けましたら幸いです。
ご不明点や、聞きたい事、プログラムに興味を持たれた方など、もしよろしければ何でもお気軽に下記連絡先までご連絡頂けますと幸いです。
■連絡先
URL: http://skillcamp.tech
mail: info@skillcamp.tech
次回は第2回.「最速でプログラミングを習得する方法」についてです。